日本信号の人々
森山由香

Yuka Moriyama

AFC技術部(2014年入社)
機械システム工学科卒業

様々な設計を経験しながら成長できる!
任せてくれて、支えてくれる環境が魅力。

Q1. 志望動機と入社の決め手は?
人々の暮らしが便利になる製品を設計したい!
若いうちから設計を任せてもらえる風土に惹かれました。
両親が設計に携わる仕事をしているため、私自身も「将来は技術者になろう」と自然に思うようになりました。また、設計には「自分が作ったものが目に見えて動く面白さ」があると感じていたので、早いうちから設計に携わる仕事ができたらいいな、と。 その中でも、人々の暮らしが便利になる製品を設計し、社会を便利にしていけたらと考えていました。交通インフラに興味を抱いたのは、通学途中の道のりで、ふと信号機や改札機が目に入ったことがきっかけでした。毎日利用するものを設計できたら、より多くの人々に役立てると思ったのです。

日本信号については、事業所が大学の近くにあり、かつ、卒業した先輩たちが活躍していると知ったことで親近感が湧きました。また、鉄道だけではなく、さまざまな社会インフラに携われる点や、グローバルに事業展開している点にも魅力を感じました。その後、日本信号で働いている先輩に話を聞きに行ったところ、「挑戦させてくれる風土があり、若いうちから設計に携わることができる」とのことでした。自分が求めている風土・環境があると感じたことも入社の大きな決め手になりました。
Q2.どんな仕事をしていますか?
駐車場に設置される機器や表示器などの機械・機構設計を担当。
外側の装置に加え、内側の制御機器まで手掛けています。
駐車場に設置される機器や表示器などの機械・機構設計を手掛けています。具体的には、精算機や立体駐車場で利用されるカーゲート、 所定の位置に車両を停めるためのフラップなどですね。また、車両を誘導する表示器なども設計しています。外側の装置だけでなく、表示を制御するための機械など、内側の機能の設計まで携わっています。新規開発から維持設計まですべてを担当しているので、様々な経験を積むことができていると感じます。

設計を行う際には、安全性、操作性、デザイン性だけでなく、コストや納期までのスケジュール、さらには現地に設置する方法まで、さまざまな角度から検討することが必要です。どうすればすべての要件を満たし、駐車場を運営する事業者の方とエンドユーザー、双方にとって使いやすいものにできるのかを考え続けています。

また、駐車場の機器は、「常に正常に動き続けていること」が当たり前です。誤作動で人身事故を起こすなど決してあってはならないことですし、誰もいない夜間にも動き続けていることが大前提なのです。派手な仕事ではありませんが、縁の下の力持ちがいてこそ、多くの人たちがいつも通りの日常を送ることができる。大きな使命感を持って取り組める仕事だと感じています。
Q3.仕事のやりがいは?
一から十まで自分で手がけた製品が社会の役に立つ喜び。
AI活用の駐車システムという新境地の技術も実現!
自分の設計した製品がエンドユーザーに使用されているシーンを見る瞬間に、やはり一番のやりがいを感じます。最初から最後までモノづくりに携われるため、自分の思想が直接製品に反映される。もちろん、さまざまな壁にぶつかって苦労することが多くあります。けれど、その分だけ、自分が一から十まで手掛けた製品が社会の役に立っているのを見ることができる。大きな喜びを味わえます!

これまでに最も苦労したのは、入社3年目の時、AIを活用したフラップレス駐車システムの新規開発案件でした。非常に新しい技術のため、社内でも技術知識を教えていただける有識者の方が見つからず、AIの知識をゼロから学んでいくことに。この駐車システムでは、物理的にフラップをまたぐ形で車両を停めるのではなく、俯瞰でカメラに映した映像をAIで解析し、車両が駐車されているか判断できる仕組みを実現しました。違法駐車の抑止や防犯に役立てることができます。

開発部門や画像解析を手掛ける協力会社の方と連携し、画像解析における判定条件を模索するさまざまな実験を行いました。加えて、コストダウンとデザイン面の向上を両立させることもミッションであり、非常に難しかったです。どうにか納期までの完成に漕ぎ着け、機器が現地に設置されるのを見届けたその時には、心から感動しましたね!自分の力で新境地の技術に取り組み、実現させたことで、「世の中を便利にしたい」という目標をまず一つ達成できたと感じます。
Q4.日本信号ならではのやりがいは?
提案から設計・設置、維持設計まですべてに携われる。
早い時期から全体像をつかみ、技術者として成長できます。
提案から設計・設置、さらには、その後の維持設計まですべてに携わることができる点は、とても大きなやりがいだと感じます。機械を設計するのみでなく、実際にどう作動するのかまで理解し、かつ、どのように各種機器を設置すればいいのかまで考えていくため、全体像をつかみやすく、「何が必要なのか」が見えてくるようになりました。また、ハードウェアのみならず、ソフトウェアまで携わるため、幅広い知識を身に付けることもできています。全体像を理解し、「きちんと動くものを作れる技術者」として成長していく手応えを味わっています。

また、本当に早い時期から設計を一人で任せてもらえるので、成長スピードも早いと感じます。自分の思想が直に反映される分、責任は大きいですが、自分の手掛けた製品が現地に設置され、実際に稼働している姿を見ると「次はもっといいものを設計しよう!」とモチベーションが上がります。

もしも行き詰まったり、悩んだりした時には、上司が視座の高い指摘をしてくれて、思いもよらない視点に気付かせてくれます。日本信号は「安全と信頼」を掲げている会社のため、社員の安全性への意識が非常に高いと感じます。上司も先輩社員の皆さんも「そこまでやるのか」をはるかに超えて、どこまでも突き詰めることを大事にしているため、技術者としてとても勉強になりますね。
Q5.プライベートの過ごし方は?
バスケットボールの社会人サークルで活動。
会社の有志でもバスケを楽しんでいます。
学生時代からバスケットボールを続けていて、現在も休日にはバスケットボールの社会人サークルで活動をしています。週1の練習に加え、半年に1回程度大会に出場しています。社内にもバスケットボールが好きな人がたくさんいるので、有志で集まってバスケを楽しむこともありますね。若手のみでなく、上の世代の方々も参加することが多く、いろんな方と親しくなれることで仕事の連携も取りやすくなると感じています。

また、日本信号では、入社後、2か月間は同期みんなで新人研修を受けるので、どの世代も仲が良いという特徴があります。私の世代も同期と仲が良く、みんなで食事や買い物、キャンプなどにも出かけたりしていました。現在はそれぞれ勤務先の事業所が違うので、なかなか会えなくなってしまいましたが、困った時には相談して助けてもらえる仲間がいることは、とてもありがたいと思っています。
Q6.日本信号の一番の魅力は?
多様な部署の人とコミュニケーションできる環境。
上司や先輩のサポートが手厚いことも魅力。
若いうちから様々なことに挑戦させてくれる環境が整っているところが、とても魅力的だと思っています。また、同じフロアに技術部門が集約しており、多様な部署の人が働いているため、風通しの良さを実感しますし、それぞれの部署特有の強みをすぐに聞きにいくことができます。世代が離れている方も話しやすい人ばかりで、仕事の合間にプライベートの話などもして、日々、会話を楽しんでいます。

さらに、全社を挙げて開催する運動会をはじめ、社内イベントもあるので部署を超えていろいろな人とコミュニケーションを取れることも魅力だと思います。

上司や先輩などのサポートも手厚く、わからないことがあれば快く教えていただくことができます。新入社員には、仕事や社会人生活の疑問や悩みについてメンターの先輩社員に相談できる「鉄熱バディ」という制度もあります。一緒に飲みに出かけたり、食事に連れて行ってもらったりする機会もあるので、いろんな話をすることができますね。皆さん、お互いに冗談も言い合える関係性なので、すごくいいなと思っています。

これまで様々な仕事を経験する中では落ち込むこともありましたが、いろんな方に話を聞いてもらえて、アドバイスや励ましの言葉をいただいてきました。社会人になると、学生時代とはまた違う壁にぶつかることがたくさんありますが、周囲に支えてくれる人たちがいるおかげで乗り越えることができたと思います。
Q7.将来の目標は?
まずは「周囲に頼られる人」になることが目標!
ゼロから新しい機械を生み出す挑戦も目指します。
まずは、「周囲に頼られる人になること」が目標です。最近、新しい分野の勉強もしているので、これまで経験してきたことも活かしながら、新しいことに積極的に取り組んでいきたいと思います。

将来的には、人が介在しなくても自動で何らかの動作をして、より社会を便利にしていけるようなものを作れたら、と思っています。技術者としてものづくりに携わっている以上、ゼロから新しい機械を生み出すことにチャレンジしてみたいですね!