鉄道信号事業

鉄道運行の「安全」と「正確性」を支える
世界最高レベルのテクノロジー

新幹線から大都市の鉄道まで支える
日本信号が設立されたのは、1928年、日本初の地下鉄が開業した翌年のこと。以来、一貫して私たちの基幹事業となっているのが、この鉄道信号事業です。
例えば、世界最高水準の速度で走る新幹線。高密度なダイヤで運行する大都市の鉄道。みなさんが日頃から利用している日本の鉄道の安全性・正確性は、世界において最高レベルと言われています。
これらの鉄道運行における正確性や安全性を支えているものこそが、私たちが提供するさまざまな鉄道信号の技術なのです。
まちで目にする信号機から、目に見えないシステムまで
鉄道信号事業領域の製品は、目に見えるものから、見えないシステムまでさまざまです。まちの中でよく目にする信号機や踏切遮断機はもちろん、列車の安全運行を支えるCTC(列車集中制御装置)やATC(自動列車制御装置)、ATS(自動列車停止装置)といった、利用者の目には見えない、けれど、なくてはならない「縁の下の力持ち」のようなシステムまで、多彩な技術を提供しています。
国内市場においては、JR、私鉄各社様に向け、信号保安装置をはじめとした各種機器のほか、訪日外国人へのサービス向上に役立つ他言語対応による自動旅客案内装置も提供。また、踏切内保安対策においては、「光式」「ミリ波式」で障害物を検知する装置に加え、「2次元走査型レーザースキャナ式」による装置なども開発しています。
私たちは、「フェールセーフ(*)」という思想のもと、長年培った鉄道信号技術を駆使し、あらゆるシーンで鉄道輸送を支えながら、時代の変化に伴う新たなチャレンジを続けています。 (*)…制御する機器に故障が起きたとしても、常に安全側に制御して事故を防ぐ思想